過去に生徒がピティナというコンクールを受けました。会場がいくつもあり複数の地区を受けることもできます。
発表会とは違い、戦って勝ち抜いていかないといけないので他の子との差をつけなければなりません。
ではどうするか?
ここで大事なのがやはり印象に残る演奏をすること!
コンクールも流れ作業のように自分の出番が過ぎていきます。その一瞬でどれだけ審査員の目に留まるか。
間違えずに完璧に弾くことはもちろん、どれだけ曲に対して向き合っているか?気持ちが入っているか?歌えているか?
それをどう表現できるかがポイントなのですが、たくさんの子を見ていて堂々と歌いながら弾きこなしている子はやはり強いと思います。
きっと先生からそう教えられて弾いているのだと思いますが、自分の力で本番で表現できる子は素晴らしいと思います。
教えられたことをこなすのも大事ですが、あとはセンス。
音楽って口で伝えられない部分もあるのですよね。
こんな風に弾いて?とお手本で弾いてみて、それを見てどのくらい自分のものにして演奏できるかもポイントです。それはやはりセンスがなければなかなか表現できないと思います。
私は小さい頃から先生に、良い演奏をたくさん聞いて感じて真似して弾いてごらん、と言われました。
オススメのCDもたくさん聞いて、他のCDとも聞き比べたりしたので、一曲を弾くのに何枚もCDを聞いていました。
このように良い演奏や指導を受けながら、自分のものにしていき、コンクールという場で一際目立った演奏をすることにより、選ばれていくのです。
私もコンクールのときに客席で、審査員になった気分でパンフレットに一人一人評価を書いたりしていました。ピティナだと審査員の方の講評も頂けるのでそれがまた次回へと参考になります。
それから、本番前は違う場所や少し大きめの部屋(会場)で通してみることも自信がつきます。そして私は何かの本番前には必ず本番靴で弾かせます。これ、とっても大事です!