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初見の力

初見ができると仕事の幅が広がります。

それは知っていました!でも学生の頃はとても苦手でした。

ある友達が、

「今から本番なんだけどさ、楽譜今もらったから行きの電車の中で譜読みするわー」と言いました。

ん?練習無しで本番??どういうこと??

私は楽譜は早く欲しかったし、もらったらすぐ練習して、念には念を入れて完璧な状態で本番に臨みたいタイプでした。

卒業してから演奏の仕事も増えたところで、毎週新曲を弾かなければならない、しかもその場ですぐ合わせ、のようなぶっつけ本番の仕事が入ってきました。

それはもう必死。どんなに調子記号が付こうと拍子が変わろうと調が変わろうと容赦しません。もちろん譜めくりも自分。

ちょっとしたお祭り騒ぎ。

合わせたあとステージで指揮者のもと、本番。(楽譜にかじりつきたいのに指揮も見なくてはならない…)

毎週の修行が続き半年も経ったところで、他の演奏の仕事でも初見のようなものがあれば何となくできる。

要領が良くなり、ここは絶対に弾けてないといけない箇所や、ここはキメておかないと、という場所が分かってきたんです。

それから大量の譜読みも短時間ででき、大量の曲もこなせるようになったんです。

あの真面目で慎重派だった私はどこへ?

初見が強くなると本当に楽にこなせるんです。成長!!

 

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